二宮和也・たけしドラマ赤めだか立川談志と談春落語の世界!立川談春のエッセイ実写化ドラマ

東京トリセツタイムズにようこそ!

年末のスペシャルドラマとして、
ビートたけしと二宮和也のドラマが放映される。

青春落語グラフィティ”赤めだか”である。
”赤めだか”は、落語家立川談春のエッセイの題名だが、
そのエッセイ”赤めだか”を実写化したドラマである。

立川談春役を二宮和也が演じ、立川談志役をビートたけしが演じる。
年末、暮れのスペシャルドラマとしては、
なかなか良いキャストではないか…

立川談志と言えば、破天荒なキャラクターとしても有名だが
立川談志の落語も、ある意味独特の世界かもしれない。

落語の立川談志よりも落語以外の立川談志が
テレビなどで出てくる事が多かったため、
立川談志の落語を聞く機会が少なかったのではないか?

漫才と落語の番組も少なくなっているような気もするが
このドラマ”赤めだか”で落語の世界を知るのも良いだろう。

又吉の「火花」にも通じるところがあるのかもしれないが
落語という世界に夢見て飛び込んだ青年の話は
若者に取って、どう映るのか…

写真画像:ドラマ”赤メダカ公式サイトキャプチャー
二宮和也・たけしドラマ赤めだか立川談志と談春落語の世界!
立川談春のエッセイ実写化ドラマ

赤めだか

立川談春が執筆した”赤めだか”

なぜ”赤めだか”というタイトルなのか?

なりたいと思う夢に向かう事は並大抵ではないが
その中でも古典的な演芸でもある”落語”の世界で、
しかも…立川談志のもと。

ビートたけしは立川談志の弟子である事は、周知の事だろう。
立川錦之助という高座名を持っている。

そのビートたけしが立川談志役を演じるのも、
またおもしろいキャスト選定である。

たけし自身、立川談志の弟子であった事で、
その役もリアルに演じられる。

また、原作の作者である立川談春。
立川談春は、ドラマなどでも活躍する落語家だが
立川談春役を二宮和也がどのように演じるか?

見ものである。

赤めだか あらすじ

二宮和也が演じる、佐々木信行 (のちの立川談春) は中学の芸能鑑賞会で、
落語家、ビートたけし演じる立川談志に出会う。

高校生になった信行(のちの立川談春) は、
談志の弟子になるべく立川流の門を叩く。

立川流では、親の援助なしに弟子は生活していく事はできない。
立川談志に「高校をやめて弟子になりたいなら、親を連れて来い」 と言われた
信行は、父と母を説得しようと試みる。

しかし 「せめて高校だけは卒業しろ」 と言われ、父親と決裂し、家出。

翌日、立川談志を訪ねた信行は、「両親は不慮の事故に遭い死んだ」 と嘘をつき、
生活費は新聞屋に住み込みでバイトをして稼ぐから弟子にして欲しいと頼みこむ。

その勢いを買ったのか、談志は信行に「談春」という名前を与え、立川流に入門を許された。

立川流は 「古典落語を50席覚え、家元がその50のネタの中から選んだものを
その場で演じて納得させる事」 ができれば、
入門年数に関係なく二ツ目に昇進できる。
立川志の輔は入門1年半でその条件をクリアし、
二ツ目になった人物だった。

立川談春は、寝る間も惜しんで落語のネタを覚える……


写真画像:ドラマ”赤メダカ公式サイトキャプチャー


写真画像:ドラマ”赤メダカ公式サイトキャプチャー


写真画像:ドラマ”赤メダカ公式サイトキャプチャー


写真画像:ドラマ”赤メダカ公式サイトキャプチャー

赤めだか 出演者(キャスト)

立川談春=二宮和也
立川談志=ビートたけし
立川志らく=濱田 岳
立川関西=宮川大輔
女将の娘=清野菜名
立川談かん=柄本時生
立川ダンボール=新井浩文
寿司屋の大将=さだまさし
魚問屋の店主=柳家喬太郎
スペシャルゲスト (出演順)
春風亭昇太=春風亭昇太
春風亭小朝=春風亭小朝
中村勘九郎=中村勘九郎
三遊亭円楽=三遊亭円楽
魚河岸の女将=坂井真紀
志らくの祖母=正司歌江
談春の父=寺島 進
談春の母=岸本加世子
高田文夫=ラサール石井
立川談々=北村有起哉
立川志の輔=香川照之
林 修一=リリー・フランキー

ナレーション=薬師丸ひろ子
ナビゲーター=笑福亭鶴瓶
ほか

赤めだか 相関図

豪華なキャストで作られたドラマ”赤めだか”は、
ドラマというよりも映画に近い作りなのかもしれない。

スペシャルゲストを始め、
立川一門のメンバーも豪華である。

落語好きならずとも、ビートたけしが出演する映画ファンや
たけしそのもののファンなら見ておきたいドラマである。

赤めだか 原作

立川談春の原作赤めだかは下記のとおり。
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立川談春(たてかわ だんしゅん)

立川談春ってどんな人物なのか?
赤めだかは立川談春のエッセイなので、
この赤めだかを読むなり観るなりすれば、殆ど解るだろう。

立川談志が他界したことで、落語界から大きな広告塔が失われた!
そう感じ立川談春は、立川談志の遺志を継承し、
広く落語を認知させるために、できる限りメディアに出ることを決めたそうだ。

それ以来、ドラマやテレビ出演も積極的に取り込み
最近では、高視聴率を残した「下町ロケット」などにも出演し
ドラマの中でも存在感を表した。

立川談春 プロフィール

立川談春のプロフィールはwikipediaが解りやすいだろう。
下記をご参照頂きたい。

人物
立川談志の高座にめぐり逢い、落語よりも談志自身に魅力を感じ、
談志への入門を決意する。

それに至る前は、中学生時代に親に連れて行かれた戸田競艇場で見た加藤峻二に惚れ込んだ。
競艇選手になるべく競艇学校を目指したが、自身の高身長がネックとなり断念。
噺家となってからも、「競艇ナビゲーター」として競艇中継に度々出演するほか、
競艇雑誌、新聞のコラムも執筆している。
1990年代には弟弟子立川志らく、兄弟子朝寝坊のらく(前名:立川談々)と共に、
「立川ボーイズ」として深夜番組『平成名物TV ヨタロー』に出演した。
一時期は本名でミュージカルに出演することもあったが、
真打昇進を志らくに先を越されてからは一念発起。
単なる古典のコピーから時としてオリジナリティを持たせる古典の新解釈を見せるものもある。
古典落語に定評があり、特に『包丁』は師匠談志をして「俺よりうめぇな」と言わしめた。
季刊文芸誌『en-taxi』(扶桑社)にて、談志との逸話や前座時代のエピソードを
記したエッセイ『談春のセイシュン』を連載(NO.9 – NO.19)。
2008年4月20日、『赤めだか』と改題し同社より単行本として刊行された。
独演会などのチケットは即日完売を連発するため、

「最もチケットが取れない落語家」とも称される。
2011年11月の師匠談志の死後、それまでと一転し様々なメディアへの登場機会を増やした。

理由としては、談志が亡くなり落語界から大きな広告塔を失われた事が大きいとのことで、

弟子である談春は師の志を継承し広く一般に落語を認知させるため、

できる限りメディアに出ていくことを心にしたとのこと。

もし、機会があるならば、の落語を一度聞いてみてはいかがだろうか?
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赤めだか まとめ

立川談志の世界をたけしが演じるのも見ものだが、
このようなドラマは、もう少し年末押し迫った頃に放映して欲しかった。

30日あたりにでも…
ゆっくり観てみたいところだ。

見逃し配信してくれるのかは解らないが、
TBSのドラマなので、恐らく見逃し配信はあるだろう。

筆者は多分、ドラマ”赤めだか”見逃し配信で観る事になるだろう。
もっとも見逃し配信ならゆっくり堪能できるかもしれないが…

Posted by torisetsu-master